ごめんなさい~犯行声明文~解答編

「ふっ……ちゃんと解決したね…」
 由祇(ゆき)がどこか遠く、あらぬ方向を見つめそうつぶやいた。
「まぁ、確かに終わったけど……」
 またもやのほほん茶を始め、渦恁(かいん)が応える。
「うん。でもネ…まだ『後書き』残ってるよ?」
 視線をどこか遠くに向けたまま、由祇に問いかける。
「まぁ、後書きだし。問題ナイんじゃなーい? 私が心配なのは、こんなのを部誌に載せていいのかってコトなんだけど……」
「だからタイトルが『ごめんなさい』なんだってば」
「で、サブタイトルが『犯行声明文』と?」
 2人はそのまま見つめあった。
 そして、どちらからともなく、深い溜息をついた。


≪由祇と渦恁からの挑戦状・解答編≫

 賢明なる読者の皆さんはもうおわかりでしょうが、改めて事件の全貌を明らかにしてみましょう。
 まず『事件』。これはずばり、『ネタがナイ』という事でした。
 そして解決方法は…私達がやっていた事、これがすべてそうです。
 つまり、今回部長さんからの厳しい注文があったために、こうならざるをえなかったという事です。

 By渦恁



 ……なんで人死にだしちゃダメなのよぅ………
DDPの元となった話。
高校時代の懐かしい代物です。

当時の文章については触れません。
というか、穴を掘って埋まりたくなります。
そんな理由からあえて触れません。

誰だって自分から逆鱗が見えているのに触ったりは・・・。
しないと思うんですよね~?


えぇっと。
驚くコトにこの話を書いた場所は・・・。
DDPを書いた場所とまったく同じ。
座っていた席も同じ。
なんだか運命を感じます。
まさに同じくらいの時間に。
まったく同じ席で。
まったく同じメニュー。
コレはもう偶然ではなく必然です。

・・・当時から毎年恒例の行事になってたなんて言えません!

当時は、ゴテゴテのファンタジー合作のみでした。
さらに言えば、絶対に誰かが死んでました。

あまりにも登場人物を殺しすぎるので。
当時の文芸部部長から「人死に禁止令」の勅命が!
部長命令ですから、勅命です。
守らないと、うっとおしいので(今だから言います

この話はそんな極限状態から・・・。
もちろん惰性で生まれたのです。
いきなり書き始めるトコからです。
会話はノン☆フィクション!
アクションは少しだけフィクション!!
そんなクオリティの話。
ココからこっち系のギャグも書くようになりました。
そういう意味では懐かしくもこそばゆい出来のモノ。

素敵に言うなら、青春時代の(ryですが。

今回は昔のをリメイクなしでイきました。

・・・過去の失敗も、イイ経験です。
コレはターニングポイントの1つですしね。
でも締め切りまで後・・・っていう空気は痛かったです。
当時、私たち、よく頑張りましたよね・・・?
(後書き担当・彩華)

本文、及び後書きは制作当時のものをそのまま掲載しています。

作者:宵月、彩華